アイドルグループがPV撮影をしている横で、強盗の犯人が練炭自殺をするという内容の映画。アイドルという”明”と練炭自殺という”暗”の対比、そして而二不二(物事には表と裏があり、切っても切れない関係であるという意味の仏教用語らしい)というタイトルに惹かれて鑑賞。
発想自体はすごく良いと思ったけど、自分の思った感じでは無かった…。映画の前半で強盗犯の自殺が、映画の後半でアイドルのPV撮影が写されるており、２つの物事が混ざっておらずまるで関係ないような感じになっているのが個人的に残念だった(自分の文章力だと言いたいことがうまく言えないのがもどかしい…すんません)。あとラストが説明臭いのが…。強盗のことなんて説明されなくても分かるよって思った。強盗犯の自殺でシメなら、余韻も良いと思うのだけど…。
文句ばっか言ったような気がするけど、やっぱり映画の発想は面白いし(メイキングで言ってた「この映画が何を伝えたいのかではなくて、この映画を見て何を感じるのかが大切」って言葉も好き)、男が浜辺で黄昏るシーンがすごく綺麗で個人的に好き。波を避けて浜辺を歩いてた時、男は一体何を考えていたのだろう？
