菩薩

高原の情熱の菩薩のレビュー・感想・評価

高原の情熱(1944年製作の映画)
4.0
男女五人夏物語、何もない筈の高原で渦巻く愛と言う憎悪。いくらニュートンの仮装だからと言って頭にリンゴ乗っけたらラッキー池田みたいになっちゃうぞ、なんて観てたら、それがそのまま「転落」を示唆する重要なアイテムとして機能しており、挙句の果てにはニュートン→ウィリアム・テルへと姿を変えて行く効率の良さ。強烈な異彩を放つアル中ロランさんは途中からジャンポケ斉藤にしか見えなくなってしまった。そんな酔っ払いにどうぞどうぞとハンドルを握らせるなんてアホ過ぎるけど、彼の攻め方は完全にイニシャルDで主役張れるレベル、薄っすら「藤原とうふ店」の文字が…?芸術家、金持ち、イケメンのサバイバルゲーム、最後に生きる残るのは誰か…って結局そこかいって死にたくなった。ケーブルカーの修理、シュルシュル手で進んでくの超気持ち良さそう。クリ・クリとか、トン・トンとか、名前可愛いね…。
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