まっつん

スーパー!のまっつんのレビュー・感想・評価

スーパー!(2010年製作の映画)
4.2
大傑作「ガーディアンズオブギャラクシー」のジェームズガン監督の隠れた名作。もうね...大好きな作品です。

「ヒーローの格好して自警活動している人間なんか基本狂人」という事を描いた作品は多くあれど、本作は本格的なゴア描写と宗教的要素でハードさをグンと増しています。ルックが非常に「キックアス」に似てたりするんですが、「キックアス」からスタイリッシュさやカッコよさを一切排除したと言ってもよいかもしれません。カッコよくないどころかヒーローはむしろ犯罪者に見える...

この映画の主人公は屈辱まみれの人生で完璧な瞬間(奥さんと結婚したこと、犯人逃走を目撃し警察に「あっちです!」って言ったこと)を紙に書いて壁に貼ったりしているという何とも残念な男なんですね。そんな彼が正義の鉄槌を下す姿に溜飲を下げつつも、ある時には凄惨な暴力にドン引きするという絶妙なバランス感が本作の魅力ですね。

また途中から登場するエレンペイジ演じるリビーはただのキ◯ガイです笑。ただそんな彼女がフランクの唯一の理解者であることにも変わりはないんですよね。

非常にエクストリームなヒーロー映画ではありますが最終的にこの映画が訴えかけるメッセージは恐ろしく普遍的なものです。わたくし初見時は泣き腫らしてしまいました笑。「ガーディアンズオブギャラクシー」もそういった作品でしたのでそここそがジェームズガンの作家性なのかなと思いました。