じょり

スーパー!のじょりのレビュー・感想・評価

スーパー!(2010年製作の映画)
4.2
①コメディの棚に陳列しなくてもいいのでは?グロなリアリティを通じて"ヒーロー"の所業を問う、浮き世なヒューマンドラマ度 90%
②邦画でリメイクならエレンペイジは蒼井優度 81%
③本当にリブ・タイラーはこんなことやっちゃいそう感 75%

どこか身近で有り得そうなキャラ・ストーリーであるため、パッケージの見た目によらず重い内容でした。なぜ人は自らヒーローになろうとしないのか?というテーマはキックアスと共通ですが最終的に父子鷹な話とはならず、一般人がヒーローとなることの代償や悪に対する暴力行為の愚かさを突きつけてきますね本作は。悪にどう対処するのがベストなんだろ…

にしてもエレンペイジは凄いわ!特に印象的なのは狂気のようなテンション高かった彼女が一転落ち着きフランクと武器屋へ行く前の肩ナメショットの表情。もっとおかわり欲しくなりました^^;黄色い画面へフェードアウトとか「コマの間」ナイス演出◎

また所々に入るアニメは、グロばかりだと視聴者が作品の本筋から離れやすくなるためそれを中和すると言うか、ぜんざいを食べる時についてくる塩昆布のように効果的ですね。感覚を揺さぶられました。
ラストのフランク…おつかれ!👍
じょり

じょり