えいがうるふ

息子の部屋のえいがうるふのレビュー・感想・評価

息子の部屋(2001年製作の映画)
2.7
このドキュメンタリー風の抑えた演出だからこそ伝わる思いがあるのかも知れないが、喪失感が伝わるはずのところで肩すかしされたり、文化の違いなのかあまりにも淡々としすぎていて自分にとっては感情移入しどころがなかった。もしや、この淡々さが染みるのは、観る者にもともと愛情あふれる結びつきの強い家族関係があってこそなのか? 少なくとも、自分にごく近しい人を突然亡くすという経験をしたらまた評価が変わるかもしれない。