2001年 伊 ナンニ・モレッティ脚本/監督/主演
カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞
精神科医のジョバンニ(ナンニ・モレッティ)は妻パオラ、娘のイレーネ、息子のアンドレアと幸せに暮らしていた。
診察室には日々様々な問題を抱える患者が訪れ、冷静に穏やかにカウンセリングを行うジョバンニ。
ある日、息子の学校の校長に呼び出され、息子と友人が学校からアンモナイトの化石を盗んだ容疑で1週間の停学となってしまう。
否認している息子を信じている両親は、この件を校長に報告した友人やその家族と冷静に話し合いをするが、真偽はまだ定かではない。
停学期間中の休日に息子とジョギングに行こうとしていた時、患者からすぐに往診に来て欲しいと電話を受け車で向かうジョバンニ。患者は肺がんの可能性が高いという検査結果を受けた不安から連絡をしてきたのだ。
一方、息子のアンドレアは友人たちとダイビングに出かけるが、なんと彼一人だけが不慮の事故で死んでしまう。
突然の出来事に、家族3人は悲嘆に暮れ、仲の良かったその関係にも亀裂が入り、ジョバンニもカウンセリングを続けるのが難しくなっていく。
そんなある日、息子宛に見知らぬ女性からの手紙が届く。。
ナンニ・モレッティは脚本/監督/主演をこなす事もあり、イタリアのウディ・アレンと呼ばれるようですが、この作品を見た限りでは、アレンのようなしゃべくりの面白さやシニカルな笑いではなく、穏やかで温かい空気感がいい感じです。
妻パオラ役のラウラ・モランテさんが何ともお美しかった。