久々のペドロ・アルモドバル監督作品。
やっぱり独特だった。もはや視覚を突き破るほどの刺激はらしさを感じるところで、発想の独自性もまた突き抜けてる。
『トーク・トゥ・ハー』『私が生きる肌』...と何作か観たけれど、今作もまた期待を裏切られる事無く頭の中が整理出来ない作品だった。
もしやペネロペ・クルスを愛でる作品?
巨乳のくだりにしても、美しさを助長する台詞にしても、やたら気になってストーリーに入り込めなかった。
...ざっくりと理解するところ、誇張された母娘の愛憎劇なんだろうけど。
スペインらしい原色使いやカラーバリエーションの豊富さはグッと惹き込まれるポイントでもあるものの お国柄なのか土地柄なのか?おおらかなのかガサツなのか境目のない感じが受け入れ難く、、、
きっと万人受けするタイプの作品ではないんだろうなあ...。好きな人はとことん好き、逆に合わない人は何処までも平行線を辿るであろう作品に思えた。
私は今作に関しては特に後者。