てるる

ゾンヴァイア/死霊大血戦のてるるのレビュー・感想・評価

ゾンヴァイア/死霊大血戦(2000年製作の映画)
3.3
新作撮影中ということで、オラフ・イッテンバッバ祭。

ハリウッドデビュー作。
グロゴア100点、ストーリー10点みたいな映画多いオラフさん。
ハリウッド進出でテンションがワケ分かんなくなったのか、ストーリーはマイナスです。

いやマイナスというより、支離滅裂。
基本はおバカ2人が珍道中の末に場末のバーで異形の者たちとバトルする話。

ただ、前半のヒッチハイクで車に監禁される話要らんでしょ。

敵ボスの手下兄弟の珍道中も長すぎない?
あんな長々やっといてそんだけ?

おそらくだけど、前半と後半でストーリーがガラリと変わる「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を目指したのでは。

若干、ジョン・カーペンター先生の「ヴァンパイア 最期の聖戦」ぽさもあり。

キャラ設定もめちゃくちゃ雑。
ポンコツ2人の友人とか、バンドマン達とか、ヒロインの友人たちとか。
この辺りをしっかり作りこんでたら話は違ってたかも。

そして肝心のグロゴア描写もハリウッドで手探りというか、観測気球的な感じなのか、控えめだったりする。
もっと突き抜けて欲しかった。

大風呂敷広げた割にはラスト結構雑。
あんなんで終わり?

散々な感じの作品ではあるけど、あのおバカ2人が憎めなくて、映画全体としては嫌いになれない。

しかも主演の方、この映画を最期に自殺してしまったそう。
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