このレビューはネタバレを含みます
再び宇多丸氏オールタイムベストから鑑賞。‘悲鳴’がこんなにもきれいに有効に後味悪く使われてしまったことに愕然とする。いい悲鳴だとささめく主人公の表情と耳に手を寄せる仕草に大拍手だった。話の運びが良くて、スーッと画面に顔が寄せられるのだが、後半になるにつれて正義側が全然ぬるい。行き先だけが聴こえて車で発信したときにはゴールは見えていたのだろうか。それこそ宇多さんの言う青島現象が起きていなかっただろうか。おっかない は方言じゃないんかい。サリーの声と前髪のつむじが異様にかわいい。