はる

ミッドナイトクロスのはるのレビュー・感想・評価

ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)
4.5
あぁもうめちゃくちゃ面白いっすね!文句のつけようが無い!
デパルマは有名どころ何本かは観てるんですが、全然網羅はしてなくていつかは全部観たいなぁと思ってる監督の一人です。その気になりゃ一ヶ月もかからねぇだろって話なんですけどね。
このミッドナイトクロス、トラボルタが叫んでるジャケからずーっと気になっていた1本で、勝手に重々しいサスペンスを想像していたんですが、非常にエンタメ要素てんこ盛りで、画もアクティブで面白い作品でしたね!
トラボルタが演じるジャックは映画音響技師で、深夜、外で環境音の録音をしていたら、偶然知事が乗っている車が交通事故を起こす瞬間を目撃してしまい、そこから色々と巻き込まれていく事になるんですね。
どのシーンも素晴らしいんですけど、特にワクワクするところといえば、事故の瞬間を捉えた映像と録音した音を何度も巻き戻しながら擦り合わせていくまさにムービーメイキングなシーンで、パラパラ漫画からキッカケを得るところなんてのもまぁ最高ですよ。やっぱね職人の匠の技で何かが出来ていく瞬間って堪んないんですよ。
そしてもう一つ後半の非常にスリリングな展開ですね。もどかしさを何度も繰り返す様には惹きつけられますし何と言ってもあの"花火"のシーンは素晴らしい事この上ないですね!全人類が認めざるを得ない美しいシーンですね!
最後のオチが悲しんだらいいのか笑ったらいいのか微妙な気持ちになる感じも割とキライじゃないですよ笑。楽しくて仕方のない108分でした!大好き!
はる

はる