ミッドナイトクロスの作品情報・感想・評価

「ミッドナイトクロス」に投稿された感想・評価

あぁもうめちゃくちゃ面白いっすね!文句のつけようが無い!
デパルマは有名どころ何本かは観てるんですが、全然網羅はしてなくていつかは全部観たいなぁと思ってる監督の一人です。その気になりゃ一ヶ月もかからねぇだろって話なんですけどね。
このミッドナイトクロス、トラボルタが叫んでるジャケからずーっと気になっていた1本で、勝手に重々しいサスペンスを想像していたんですが、非常にエンタメ要素てんこ盛りで、画もアクティブで面白い作品でしたね!
トラボルタが演じるジャックは映画音響技師で、深夜、外で環境音の録音をしていたら、偶然知事が乗っている車が交通事故を起こす瞬間を目撃してしまい、そこから色々と巻き込まれていく事になるんですね。
どのシーンも素晴らしいんですけど、特にワクワクするところといえば、事故の瞬間を捉えた映像と録音した音を何度も巻き戻しながら擦り合わせていくまさにムービーメイキングなシーンで、パラパラ漫画からキッカケを得るところなんてのもまぁ最高ですよ。やっぱね職人の匠の技で何かが出来ていく瞬間って堪んないんですよ。
そしてもう一つ後半の非常にスリリングな展開ですね。もどかしさを何度も繰り返す様には惹きつけられますし何と言ってもあの"花火"のシーンは素晴らしい事この上ないですね!全人類が認めざるを得ない美しいシーンですね!
最後のオチが悲しんだらいいのか笑ったらいいのか微妙な気持ちになる感じも割とキライじゃないですよ笑。楽しくて仕方のない108分でした!大好き!
nico

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3.8
展開読めてしまったり、なんか急に恋愛映画みたいになったりだけど、嫌いじゃない(笑)
MASH

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5.0
デ・パルマの変態的カメラワークとサスペンス映画愛に溢れた映画。後の『ボディ・ダブル』や『殺しのドレス』もそうだが、モデルになった映画がハッキリしてる彼の映画は非常にクセが強い気がする。モデルとしてる映画にストーリー面ではかなり寄せている分、カメラワークや編集で自分らしさを強調だろうか?しかし、この『ミッドナイト・クロス』ではクセの強さがありながらも、『アンタッチャブル』や『カリートの道』のようなストレートな面白さも感じることができる。そういうデ・パルマ監督のいいとこ取りを堪能できる映画になっているのだ。

今回でも彼の変態的センスが炸裂している。最初の橋で音を取るのシーン、編集室(?)の中をやたらグルグル回転するカメラ、そしてこの監督お約束の分割画面や主人公とヒロインを回転しながら撮るシーン。それ以外にも普通の映画では観ないような映像が目白押し。そして、何よりそれら全てが物語のサスペンスを高めるのに一役買っている。

さらに、この『ミッドナイト・クロス』の凄いところは、エンタメ性が非常に高いということだ。二転三転するストーリーに、駅でのシーンのようなハラハラさせる演出、映画というものをトリックに陥れている巧みな脚本、そして何よりジョン・トラヴォルタ(僕が好きなだけ)。うまくは言えないが、ある意味不自然な演出としっかりとしたエンタメのバランスがこの映画は完璧なのだ。

最近になってやっとBlu-ray化されたが、個人的にはデ・パルマ監督の中でももっと注目されても良い作品だと思う。単純にサスペンスとしてすごく面白いし、なおかつ他の映画では観ることのできない新鮮な体験もできる。Blu-ray買おっかな〜
a

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2.8
あれ?私これ好きじゃない(笑)
ドキドキもしないし、なんか物足りなかった。
それは制作時代のせい?
カメラワークとか気になるとこはあるもののストーリーが苦手だった。

悲鳴のくだりもなんとなく読めてしまっていて、やっぱりかってなってしまった😅
悲しいな。ラストはわざとらしい位の映像美で煽ってるよ。古すぎずもちろん新しくない年代の映画は何かちょっとしっくりこない。作品のせいではまったくないけど。
MarkAKG

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3.2
何かを含んだり考えたりのトラボルタはどの作品もかっこいいしデ・パルマ作品も好きだけど…
本作は70年代でも80年代でもない微妙な雰囲気と、いらない叫び声のジョークのカットや激走する車でのシーンまったりした曲、凄く長いスローモーションや花火の合成など、ちょいちょい不自然な雰囲気がありそこが魅力なのかもしれないけど自分には合わなかった。
ストーリーも良くて昭和っぽいサントラも好みなんだけど…

''欲望 BLOW UP''へのオマージュ的作品らしく、その''欲望''を観てないから分からないなのかな…
大統領候補の知事が亡くなった自動車事故の真相を、そこに乗り合わせていた女と現場に居合わせた音響技師の男が暴いていくサスペンス。

完全にヒッチコックへのリスペクトを感じるオープニングに始まり、独特のカメラワークや地道に真相に迫る緊迫感のある展開、やや過剰演出かなと思う部分はあったけどかなり印象に残る音楽の使い方、ラストの画的な美しさとは裏腹に切ない結末、そして哀しいエンディング、最初から最後まで面白かった。古き良きこの時代の映画のいいとこ取りをした感じ。

ナンシー・アレン可愛すぎたし、デ・パルマ監督もっとちゃんと観たいなと思った。
R

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4.2
再びデパルマ。この映画を見るのは2回目。個人的には他のデパルマサスペンスの方が好きやけど、これはこれで全然面白い。シャープな犬みたいな顔した若き日のジョントラボルタが演じてるのが、B級映画の音響技師ジャック。ジャックはある夜、川の流れる山道で、自然音を録音している。かなり遠くの音までキレイに拾える高感度マイクが、男女カップルの逢引の声を拾う、おや?何か妙な音がするな、とマイクを向けると蛙が鳴いている、お次はフクロウがほーほーと鳴き始める、と、遠くから車の近づく音がし始め、音が近づき、視界に入ってきて、近くの橋を走ってる途中に、パーンと破裂音が聞こえたかと思うと、車はコントロールを失い、橋から川にザブーン!と落下。すぐ飛び込んでバックシートの女を助けてやるのだが、運転席の男は助けられなかった。この男が何と、大統領選に出馬することになってた大人気の知事。これはただのスリップ事故なので、女はいなかったことにしといてくれ、と知事の関係者に頼まれるのだが、怪しさを直感するジャックは、その夜の録音テープを何度も聴いて、自分の視覚的記憶と重ね合わせていく。録音とジャックの主観映像が組み合わさって、事故の様子がぼんやり浮かび上がる。さらに、偶然事故現場に居合わせてた男が、事故の一部始終を写真に撮っていたようで、雑誌に載ったそれら数多くの写真を、切り取り、パラパラ写真にし、さらには動画に変えて、音源と組み合わせてみる。事故の事件性がどんどん明確に浮かび上がってくるこのプロセスが大変にエキサイティング! アントニオーニの欲望とコッポラのカンバセーションを組み合わせたようなシーンで、緊張感や迫力ではそれらの傑作には及ばぬものの、巧みにデパルマ流の俗っぽい娯楽テンションに落とし込んでて素晴らしい。で、溺死から救ったげた女サリーがLeave me alone!!!と拒むのを何とか説得して、事故の背後の政治的陰謀をふたりで暴こうとするのだが……という流れ。その後も音と映像にこだわりまくった演出がエンディングまで続きに続く。途中ジョンリスゴー演じる謎の売春婦連続殺人鬼が出てきて、ん?何なんだこいつは?と若干ストーリー的に道に迷わせておいて、おーそーゆことねってなる展開も面白い。ジョンリスゴーってこんな時代から早くもキモい犯罪者演じてたんやね笑 似合いすぎ! トイレのシーン最高ですね。カメラがぐるんぐるんぐるんぐるんなるシーンは目が回りそうやった。何であんな演出したのか果てしなく謎。見てる間はアレが何を表したシーンかもよく分からんかったし笑 いかにも80年代なケバい音楽演出はとても好みで、そんなこんなのすべてがピークに達する、見事なスローモーションのクライマックス!!!壮麗なる花火をバックに絶体絶命のフィナーレ!!!うおーーーーーー!と思ったら、その後で、まさかのギャーーーーーー!!! えええええ!!! めっちゃきっついことするやん!!! 何? 自虐? 何? え? 鳥肌総立ち! 最後に、ナンシーアレンの頭悪そうな美人局娼婦っぷりに驚かされた! 演技うめーなこの人! 殺しのドレスもこれも演じてる女そのものな人にしか見えない。
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