ゆい

恋人たちの食卓のゆいのネタバレレビュー・内容・結末

恋人たちの食卓(1994年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

満腹でもお腹が空いてくるような食事がたくさん出てくる!のに、食卓を囲む家族がみんなあんまり楽しくなさそうで、食事シーンの大半はずーっと寂しい気持ちだった

(嫌でも)日曜夜はみんなでご飯というルールまであるような家族が、慣れ親しんだ家を離れた途端に楽しそうに生きはじめて、最後には元いた家で次女の料理(母の味)によって奇跡的に父の味覚まで回復するっていうストーリーを通して、家族って近くにいるだけがちょうどいい距離感じゃないし、それでも戻ってこられるのが家族という場所だし、何かの力になれるのも家族だよなと思ったり
ただその家族の形はこういう昔っぽい形でなくていいと思うけど

調理シーン全部好きだったな、父のも次女のも あと珊珊のお弁当に群がる子供たち

「飲食男女は人の大欲存す」(礼記)
ゆい

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