アンリー監督父親三部作の三作目
原題は飲食男女…邦題はダメダメ
父、妻を亡くし三人の娘を育て上げた名料理人
長女、大学で化学を専攻した高校の教師
次女、航空会社で働くキャリアウーマン
三女、ウェンディーズでアルバイトをする大学生
アンリー監督の人間洞察に満ちた描写が素晴らしい
冒頭の自宅での料理シーン、厨房の長回し、迫力
シーンのつなぎ、それぞれの劇伴、リズミカル
実家から巣立っていく娘たち、それを思う父といった予定調和な展開…と思いきや、サスペンス映画のような脚本の妙
家族の気持ちがすれ違う様が見事
90年代の台湾を描きながら、時代と国を超える普遍性
包丁さばきが凄い人みると萎えてしまって料理したくなくなる…
昔、両親とも働いていて祖母が食事を作ってくれてたのだけど、倒れる少し前に料理の味付けがおかしかったのを思い出した
以下小ネタバレあり
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