たなか

男の出発(たびだち)のたなかのレビュー・感想・評価

男の出発(たびだち)(1972年製作の映画)
4.7
町山撰ということで

実際のカウボーイの経験談からこの作品は着想を得て作られたらしく、小綺麗さは皆無(主人公だけは若く綺麗)で砂嵐にまみれながら大量の牛を引き連れて北へ進む
スタンピートで踏み殺され、追い剥ぎには会い、馬泥棒に襲われ、傍若無人な地主には巻き上げられ、挙げ句やはり銃撃戦の上死ぬ
それでもアメリカに渡ってきた入植者らには多大な夢を与えたが為に今でも語り継がれているのかと思うと、やはり生きざまには魅せられてしまうものだなと

ガンベルトはいらないというエンディングは時代背景に押されたものだと思うが、いいエンディングでした
牛は引き連れていったんだろうか…
たなか

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