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大樹のうたのしのレビュー・感想・評価

大樹のうた(1958年製作の映画)
4.2
愛する者を失い続ける人生の痛み。幸福からの転落と再び見つけた希望。初夜のシーンなど、人と人が互いを認め合い歩み寄ることの幸福を捉えていると思う。冒頭の室内、室外(雨)、室内、階段、外の流れるような展開は好きですね。サタジット・レイ三部作の後半二作品は演出が素朴なので評価はそれほどされていないようだけれど、それでも十分に映画として的確であるように思えます。
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