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クレールの膝の一のレビュー・感想・評価

クレールの膝(1970年製作の映画)
3.7
フランスの巨匠 エリック・ロメール監督作品

「六つの教訓語」シリーズの第5作

結婚を目前に控えた男性が、別の女性と出会い心動かされる姿を描く

雰囲気全振りの優雅なバカンスムービー
そもそも30半ばの男が17歳の少女に心奪われてしまっているのは結構きついものがあるけど、
どうしても膝を愛撫したいスケベおやじの滑稽さが丁寧に描かれていて面白かった

その反面、自惚れた男の少女とのやりとりなどは結構な気持ち悪さもある
とはいえ、その気持ち悪さと滑稽さの絶妙なバランスすらも面白いから、さすがロメールと言わざるを得ない映画だった

足フェチならまだしも膝ってどういうことなんだろうと思うかもしれませんが、ジャケ写にも映っている通り、さくらんぼを採る際ににハシゴを登ったクレールの膝が顔のすぐ近くにあり、その瞬間ときめいてしまった男の気持ちはよくわかる

それはそうと、クレールの絶対領域を素晴らしいカメラワークで捉えるロメールも間違いなく変態ですな

〈 Rotten Tomatoes 🍅96% 🍿84% 〉
〈 IMDb 7.6 / Metascore - / Letterboxd 3.8 〉

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