Ryoko

大統領の理髪師のRyokoのレビュー・感想・評価

大統領の理髪師(2004年製作の映画)
3.8
ソン ガンホが庶民的で気が小さい床屋さん。彼がいるだけで良作に見える安定感があります。
60年代のソウルが舞台。主人公が偶然にも大統領の理髪師となったことで、家族もろとも混迷する時代に翻弄されていくという物語。(大統領のモデルは朴槿恵大統領の父親である朴正煕)

庶民目線で韓国史が眺められる作品です。コミカルとシリアスが入り混じるけれど、シリアス部分のインパクト強め。赤狩りシーンがとくに恐ろしい。常に北朝鮮の脅威が近くにある事を実感します。
また、大統領が日本語を話したり、『四捨五入』って言葉が日本から入ってきたんだと話題になったりと、確かにこの国は日本に併合されていたんだなと感じさせます。
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