『恋』をすると辛く哀しいこともある。陰と陽で表すならば“陰”だと思う。それを役者の表情、間、四季折々の風景、音楽で見事に表現し、胸に切なく迫るものがあった。劇中には、様々な『愛 』のカタチが登場する。献身的な愛、自己犠牲的な愛...そのどれもが美しかった。
人は誰かに恋をして、愛したり、裏切られたり、時に操り人形のように、踊り、踊らされて、翻弄される。
生と死、恋と愛、奪う者は奪われる、どこかへ行ってしまう人と永久に待ち続ける人
色んなテーマが盛り込まれており、考えさせられる素晴らしい作品でした。