AYA

ネバーエンディング・ストーリーのAYAのレビュー・感想・評価

3.7
イジメっ子をイジメ返すのに、他人の力を借りてはいけない。という教訓でした。

主人公バスティアンは、母親を失い、父親と二人で暮らしている。
イジメられている彼は、ある日逃げ込んだ先の古書店で、店主から「ネバーエンディング・ストーリー」という本を盗ってしてしまう。そのまま、学校に行ったバスティアンは屋根裏部屋で、本を読み始めるのだが…。

本の主人公のアトレイユがとにかくイケメン。めっちゃイケメン。爽やか。
"目の保養になる"とはまさにこのこと。最高でした。
愛馬のアルタクスが悲しみの沼に沈んでいくシーンではともに涙し、ファルコンを探すシーンではともに(心の中)で絶叫しました。恐るべし。イケメンパワー。

ファルコンを初めて見たときは衝撃で震えました。(動きが確実に獅子舞)
フワフワで、気持ち良さそうな体毛からは想像もつかないくらいのジジイ声。最早ギャップ萌えの域でした。

ファンタージェンを救う旅に出なければならない幼いアトレイユ。
母親を失った悲しみから立ち直らなければならないバスティアン。
人生に試練や困難はつきもの。それをどう対処するかで人間の器が決まるのだ、というシビアな結論を改めて考えさせられました。

だがしかし、ファルコンの力を借りてイジメっ子をイジメ返すシーンに関しては、非常に残念でした。
ファンタジーの世界を、現実世界に持ち込んでは駄目です。

「決して諦めないことだ。そしたら、幸運が君を見つけてくれる。」
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