おけい

召使のおけいのレビュー・感想・評価

召使(1963年製作の映画)
4.1
死ぬまでに観たい映画1001本 414番

フォロワーさんのレビューを読んで面白そうだったので鑑賞😊ジョセフロージーの映画はいくつか持ってるのですが、この映画は知りませんでした!感謝✨

面白かった〜!

召使いとして佇まいが完璧なまでのダークボガードがハマり役。そして、腹黒な彼の本当の裏の顔。顔つきが見事に変わり、まるで別人だ。

雇い主の上流階級の青年は働かず悠々自適な生活をしているが…あんなにも人って落ちれるものか…彼はお金を持っていることでステータスを保っている男で、お金が無くなれば何も価値を見出せない一番ダメなタイプではないでしょうか。

そんなスキを上手くついてくる召使いバレットは彼なしではいられないよう、うまく自分に依存させていく様子が恐ろしくもある。対等な立場、あるいは自分があきらかに優位に立った時のボガードの大胆不敵な笑みが忘れられない。

全て計算されつくされたダークボガードの怪演に圧倒されつつ、ヘタレ坊ちゃんにはちゃんとして!と喝を入れたくなってしまう映画でした。
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