召使の作品情報・感想・評価

召使1963年製作の映画)

THE SERVANT

製作国:

上映時間:115分

ジャンル:

4.1

「召使」に投稿された感想・評価

ILC

ILCの感想・評価

5.0
後半になるにつれてめちゃめちゃ面白くなる。カメラワークも良し
pika

pikaの感想・評価

5.0
傑作以外の何者でもない傑作!めちゃくちゃ面白い!
召使と主人のどちらからでも見れるようにどちらにも寄せていないギリギリの視点が絶妙。
召使が歩いているところから始まるのでなんとなく召使の視点から眺めようとしてしまうけど、それを逆手に取ったかのように徐々に印象誘導していく演出の流れがサスペンスフルで面白い。階級社会という不平等なシステムをアイコンに、その表皮が剥がれてしまえば生身の人間同士が向き合うことになる、するとどうだろうかというような皮肉が効いてる。中盤で思わず笑ってしまうようなシーンを入れる緩急が非常に好みで、映画の中で様々な感情が揺さぶられるものほど楽しいことはない。

眺めているだけでも心地よいカメラと画面の面白さ。顔へのクローズアップから流れるようにダンスへと移行し、立ち居振る舞いのさり気ない仕草でフィアンセの存在と主人の社会的階級を一瞬で説明してしまうデートシークエンス。レストランではストーリーに関係のない周りの客たちの会話をメインの主人カップルと同一に扱い、どーでもよさそうな会話内容に「どーでも良い」と思うくらい自然なものとして風刺の一旦を描写してしまう。
蛇口の滴る水の音の効果、空気を切り裂く電話の音、影や鏡で行動と印象を同時に語る無駄のなさ。壁や窓に隠れた画面外の世界を敢えて見せないことで緊迫感を煽ったり、様々な演出で想像力を刺激されのめり込む。突然のクローズアップで動揺させられる衝撃。全てのショットが印象的とすら言いたくなるくらい目が離せぬ隙のなさ!
演出を楽しむ人もストーリーを楽しむ人も満足できるんじゃないかなと思うほど、一度見ただけでは味わい尽くせない多角的な魅力の詰まった面白さ。

風刺劇であるのにこの後味ってところが「差別してないって考えてること自体が差別」とおんなじ様な、人に「社会的立場」ってものを与えてること自体がおかしいと謳っているかのよう。
兄弟のように感じたのは戦争に従軍したとき以来という二人の言葉。兄弟と兄弟。
雇用主と労働側という立場関係ながらもどちらとも相手を人間扱いしていない強烈な描写が印象深い。
爽快と感じるか不快と感じるか、映画では押し付けていないところが非常に良い。どちらでしょうか、抑圧する側もメタメタにぶちのめす側もどちらもおんなじ人間です。

ダーク・ボガードの顔!全編必見の顔。
SIRO

SIROの感想・評価

4.5
滑るようなカメラワークが官能的なこの作品を表現していた。フォックスとサラのシーン、ふぉってなった。家の中でこれだけの愛憎を表現できることすごい。大人の世界だ…と思った。
レンタル店の「お勧め」に惹かれ過去レンタル鑑賞
召使と雇い主のめくるめく共依存の世界
回転椅子が回るショットには痺れました。
鑑賞してから時間経っているので、また観たいなぁ、、
Ricola

Ricolaの感想・評価

4.0
貴族出身の裕福な青年トニー(ジェイムズ・フォックス)の元に雇われた召使のバレット(ダーク・ボガード)。トニーはバレットの働きぶりに感心し、信頼を置くようになるが…。

極上の心理劇だった…。

目の動きがぶつかったりすれ違ったりする緊張感がなんとも言えない。

印象に残ったシーンの一つが静かな空間で会話以外に聞こえるのが蛇口から垂れる水音だけというところ。日常的で生々しくてとても不気味に感じる。

影でわかる存在の演出が恐ろしい。表情は見えなくてもその表情がどういったものが安易に想像できる。あえて見せないで想像させることで余計に心がかき乱された。

人間の理性という皮が剥がれてしまうことの末恐ろしさ。
しかしそれを悲観しているというよりかは、諦観しているように思えた。
あやき

あやきの感想・評価

3.7
2018/11/4鑑賞
鰐川

鰐川の感想・評価

1.0
雇った召使に支配される!!
よくわかんねー。
鏡を使った映像が印象的。
後半の共依存的な関係はよかったです。
na

naの感想・評価

-
一緒に隠れんぼしたくない相手No.1
s

sの感想・評価

3.8
完璧な召使がふと見せる表情がよい
いかにもメイドなれしていない
娼婦感満載の妹が登場
椅子の使い方と陰影はおっと思ったし、
バレッドの部屋に貼られた半裸男の写真のクローズアップが変な妄想させてくる
No.414[歪んだ鏡に映り込む精神支配の過程] 79点

召使いとは言ってしまえば"機械仕掛けの人形"であり、主人に忠実に尽くさねばならない。しかしそれ以前に人間である。という決定的矛盾に対して、イギリスは"召使いの一族"を作って個性を職務に埋没させることで対応してきた。つまり、中盤でスーザンがバーレットを扱うのが正しい(というよりこれまで通りの)方法であるのだが、本作品は召使いに普通の人間の心を持たせる隙を与えた場合何が起こるかを冷徹に見つめていく。

ただ、主人の心をボガード一人ですり潰していく変化球を楽しむのかと思っていたのだが、普通に女を使っていて残念だった。それ以外の部分は中々爽快だったので許せる範疇にはあるのだが。

相変わらずロージーはへんちくりんは映画を作るものだ。友人の薦めも納得の一本である。
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