パエリア太郎

南極料理人のパエリア太郎のレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
4.5
ラーメンは生きる目的。

僕はラーメンより蟹食べたいよ。
この映画を見て本気で蟹が食べたくて、てんこもりの蟹の山、夢だなあ。

食事の楽しさ、尊さ、そして労働と食事の関係、食卓を囲むことの意味とか素敵なことが詰まった映画でした。
特にからあげの話は涙腺が爆発してしまいました。
涙腺が爆発した次のシーンでは爆笑させられるし(ペンギンいない、アザラシいない話)本当に楽しい映画でした。

元素記号上の話をする超格好いい観測隊のビックダディ生瀬さんが言う「僕は食事をするために南極にきたんじゃない。」ってセリフと後に出てくる「お腹すいたよ。」ってセリフ、グッとさせられました。

食べ物映画なのに、説教臭くない所もいいですよね、ジャンクフードだって立派な食事ですよ!!

あと僕ずっと観ながら思ってたんですよね、南極にペンギンいるだろ。
って、ペンギンも寄りつけない場所もあるんですね!!
そんな過酷な労働環境の中で大人同士が、見えない気遣いとユーモアと対人能力で楽しく暮らしている事が素敵ですよね。

だからこそ-70℃の環境で、やすやすとみんな裸になって平気な顔でいて欲しくないなとも思いました。
パエリア太郎

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