映画太郎

南極料理人の映画太郎のレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
4.0
【ワルキューレの騎行】が流れ、南極の白い大地がパーンする。斜め45度。下から男たちが映し出される。 このシーン好きです。
1997年、南極ドームふじ基地。
ここで働く8人の男たち。閉塞し、殺伐とした生活に潤いを与えるのが、南極料理人【西村】の作る料理たち。
毎日がインスタ映えの料理、それがテーブルを、所狭しと彩る。

本さん【奥さんは、ここへ来ること、賛成だった? うちは毎回大揉めでよ。これ以上子供をほったらかしにするようだったら、覚悟があるんだってさ。やりたい仕事が、たまたま ここでしか出来ないだけなんだけどなぁ】

夜中にラーメン食うやつ。サボるやつ。

【エッビ フッライ! エッビ フッライ】
伊勢海老の 極太エビフライには笑った。

西村【髪を切り、髭を剃ると目の前にいるのは、ただのオジさん。当たり前のように水が使えて、当たり前のように外へ出かけたりすると、わからなくなっていく。はたして、自分は本当に南極へ行ったのだろうか】

割烹着を着た西村。朝の食卓を囲み、新聞を広げるやつ、納豆をかけ混ぜるやつ。

それは 南極(ここ)で暮らす8人の、家族の物語
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