さめむね

南極料理人のさめむねのレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
3.8
ペンギンもアザラシもウイルスもいない。じゃあ何がいるの?何もいない。そんなところで様々な職種のおじさん達が共同生活、しかも1年以上なんてしんどそうだなと思った。けれど映画のおじさん達は衝突することはあれど、トライアスロンだったりラーメンだったり、各々の楽しみを持ってて楽しそうに暮らしていた。
やっぱりエビフライの下りが好きだな〜。遠近法が狂う料理。笑
ほのぼのとしているが人間関係の築かれ方や個性の描写がリアルだなと感じた。比較的真面目な西村は家族のこともあってかモトさんと気が合うし、ドクターは真面目な人とも不真面目な人とも仲良くできる繋ぎのような役割をしていた。あーこのグループだったらこことここが仲良くなるだろうなあとかなり共感できる。

南極に来たくて来た人、来たくなかった人。人によって事情は様々だが、最終的に悪くないものになって良かったと思う。そこには少なからず料理の力があるだろうし、食の偉大さを考えさせられた。深夜のラーメンとおにぎりと味噌汁、今とても食べたいです。
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