たけちゃん

南極料理人のたけちゃんのレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
4.0
俺たち、気持ちは完全にエビフライだからね!


沖田修一監督 2009年製作
主演 堺雅人、生瀬勝久


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
今日、1月29日は「昭和基地開設記念日」です。

1957年(昭和32年)のこの日、南極大陸に「昭和基地」が開設されました。
日本の南極観測は1910年に初めて行われたそうですが、現在のような南極地域観測隊は1955年の「国際地球観測年」からスタートしています。最初は敗戦国だったから、その資格無しと他国から反発されたらしいけどね。

1956年に永田武隊長率いる第一次南極地域観測隊が編成されて、観測船「宗谷」に乗って南極を目指し、1957年1月29日に上陸し「昭和基地」と命名しました。
南極観測船は初代の「宗谷」にはじまり「ふじ」初代「しらせ」と続き、現在は2代目「しらせ」が運行されています。
越冬隊は現在第59次越冬隊が参加中で、この2月1日に次の第60次越冬隊と交代予定です。僕も健康だったら参加してみたかったなぁ。


そして南極には4つの基地があります。
「昭和基地」にはじまり、「あすか基地」「みずほ基地」そして「ドームふじ基地」。
4つあるの、全然知らなかったね。
特に今作の舞台となる「ドームふじ基地」は昭和基地から1000キロも離れていて、南極大陸の内陸に位置し、標高で富士山よりも高く、生き物も全く住まない場所なんです。あまりにも過酷な環境ですよね。


原作は海上自衛隊出身の西村淳さんが書いたエッセイ「面白南極料理人」。第38次越冬隊の調理担当として参加した実話です。映画のロケは北海道の網走市で行われました!


南極観測隊と言うと、先日レビューした「遊星からの物体X」を思い出しますよね。
でも、今作はほのぼのしてるよ~。
オープニングからふざけてるなぁ(笑)
面白い演出だった( ˘ ˘ )ウンウン
でも、こうでもないと深刻すぎるよね。
だって、年平均気温はマイナス54℃だもの。
ウイルスも存在しないので、風邪もひかない(笑)


南極で生きていくために必要なことって、沢山あるんだろうけど、その筆頭は、やっぱり食料だよね。
その証拠に、8名の越冬隊チームの1人が調理担当なんだから。約400日近く、隊員の食を担当するって大変なことだと思うなぁ。食べ物が不自由だと険悪になるのは目に見えているからね。

だから、ネタバレになりますが、ラーメン大好きな隊員が食べ過ぎて、麺が無くなったという話は悲しいし、それを調理担当の西村さんが何とかして、みんなでラーメンを食べるシーンは、すごく良かった( ˘ ˘ )ウンウン
食べたいものがいつでも食べられるって、幸せなことですよね。

でもさぁ、みんな美味しいって言わないんだよねぇ。
作ってもらう感謝が足りない(笑)
南極で食べるラーメンは絶対美味しい( •̀ω•́ )و✧



最後にプチ音ネタ💩ウンチクンです( •̀ω•́ )و✧

主題歌はユニコーンの「サラウンド」
奥田民生さん、いいですよね~。
僕もビートルズ大好きな人間なので、こういうビートルズの香りがする音作りされるとたまらんのよね。
ユニコーンのアルバム、聴きたくなりました(^-^)



はい、というわけで、氷の下から何かが蘇るわけでも、宇宙から生命体が飛来するわけでもなく、そんなドラマチックな展開はありませんが、僕はそこが良かったのだと思いましたよ。
昭和基地開設に思いを馳せ、たまにはこんな映画、いかがですか?


追伸:今日の夕飯はカニ雑炊。美味しかった😋
美味しいものを食べると、元気が出るでしょ(^-^)