タカシ

Black&White/ブラック&ホワイトのタカシのレビュー・感想・評価

3.8
『「リース・ウィザースプーンって誰?」と言ってはいけない』


2012年の作品である。
クリス・パインは「スタートレック」に主演し、トム・ハーディーは「インセプション」に出演し、名前が売れ出した頃。
2019年の今から考えるとまだまだ駆け出しだった二人。
なのでクレジットの序列はリース・ウィザースプーンが一番でクリス・パインが二番目なのである。
お恥ずかしい話だが、私、彼女を知らなかったのである。「キューティ・ブロンド」はタイトルだけ聞いたことあったなあ。

今彼女がどれくらいの地位にいるのかさえよく分からないのだが、2019年に観るとどう考えても二人が恋のライバルとなって争うような最高の女性にはまったく見えなかったのだから困った。(彼女のファンの方々、大変申し訳ない)
アン・ハサウェイとかサンドラ・ブロックとかシャーリーズ・セロンとかだったら良かったかなあと今さらぐちぐち言いたくなるのです。

ただつまらなかったかといえば、これが面白かったのですよ。コメディに適度にアクションをまぶした軽い気分でさっと観るのに最適な作品です。

アメリカの映画評価サイト「ロッテン・トマト」では評価が26%だったそうですが、そりゃ大傑作とは言いませんがつまらなくはないですよこれ。

知らないうちに同じ女性に恋してしまった二人のCIAのエージェント。お互いがどのように彼女にアプローチしているのか、CIAの技術を駆使してあの手この手で覗き見するという、凄いんだかアホらしいんだか…(笑)
これに二人にうらみを持つ犯罪者がからむ。
ねっ、ちょっと面白そうでしょ?
セルBlu-rayにて。19.02.05
2019#009
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