Yoshimasa

ハリウッドランドのYoshimasaのレビュー・感想・評価

ハリウッドランド(2006年製作の映画)
3.2
初代スーパーマンのジョージ・リーブスのいわくつきの死、そしてその謎に迫る一人の探偵。過去と未来を行ったり来たりしながら、ハリウッドの闇を描くスリラー。

当時のヴェネチア国際映画祭男優賞を取ったというベン・アフレックの演技については、言うほど印象に残っていないのだが、むしろもう一人の主演のエイドリアン・ブロディの出番のほうが多くて、そっちの印象が強い。

ハリウッドの裏側という意味では『ラ・ラ・ランド』にも近い。「スーパーマンの呪い」といわれるジョージ・リーブスの死からはじまるジンクス。確かに“国民的ヒーロー”からのイメージの脱却というのは我々素人が思っている以上に難しいのだろうし、そこに群がる人や金を払いのけることもできないだろうし、まさにもろ刃の剣なのだろう。

おもしろい云々ではなく、どこかドキュメンタリーを見ているような気がして、心は動かされずとも画面にくぎ付けになってしまった。

ただ、やっぱ実話ベースだからなんか中途半端な感じになっちゃうよなぁ。
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