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パーマネント野ばらのmocoのレビュー・感想・評価

パーマネント野ばら(2010年製作の映画)
3.8
パーマネント野ばらは、出戻りのなおこ/菅野美穂のお母さん/夏木マリが経営する美容院の名前。
田舎の港町で、パーマネント野ばらはパンチパーマの腕では右に出る者はいない。
くわえタバコの夏木マリが煙たそうにかけるもんだから、それだけで上手いんだろうと納得させられる。けども、
この作品を観ると、どうしても店名がタイトルになるには腑に落ちない。

パーマネント=永久的な
野ばら=野生に逞しく咲き、花は美しくトゲを隠し持つバラ

なおこを含め、ほぼ、女子のみの出演者で、おばちゃん達は驚くほど性的パワーにみなぎっている😅
若い組は旦那との関係に一癖二癖抱えながら、頼もしく真っ直ぐに生きている。
そして、皆、驚くほど男依存症😏面白おかしく描いてくれてるからそれがこの物語の救いでもあり、まんまとミスリードされてしまった🥺

限られた人の流れしかない田舎町でも、日本全国が元気なのは、実はこうした永久的に野ばらの様に逞しく生きる女子のおかげなのでは?
なおこの役どころを100パー理解は出来ないものの、そんなことまで考えさせられる作品でありました。
ここまでは、すごく面白い。

ただ、なおこと娘のモモとの関係性にフォーカスすると、かなり減点で残念。

それを無くせばコメディ、ヒューマン、サイコが調和した秀作だゾ!
そして、夏木マリさん、池脇千鶴さん、小池栄子さん、菅野美穂さん、おばちゃん達、みんな凄く凄く良かったゾ!
なだけに、オシイわさ😓
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