ひろゆき

パーマネント野ばらのひろゆきのレビュー・感想・評価

パーマネント野ばら(2010年製作の映画)
3.7
銀幕短評(#12)

「パーマネント 野ばら」

2010年 日本、1時間39分。
総合評価 74点。

全編、高知の宿毛(すくも、四万十よりさらに西)が舞台で、そのやわらかい方言が、まずは本作の大きな魅力である。

主人公(菅野美穂)は離婚して、小さな娘と母親(母の営むパーマ屋さんが のばら という)と、3人で暮らしている。彼女は恋をしている。家族に気がねをしながら、そっと。

小さなエピソードの積み重ねで、極端な悪人や善人はひとりも登場しない。演出、カメラワークはとてもていねい。すこし度が過ぎるところもあるが、全編うまいユーモア(あるいはギャグ)が散りばめられている。

何より、だれに対しても常に優しく魅力的な主人公を、菅野が完璧に演じきっているのが素晴らしい。夏木マリ、宇崎竜童もいい味です。

毎シーンをじっくりと仕上げていきながら、いい映画は、やはりこのくらい丁度の長さで、うまくまとめあげるものですね。