「囚人はもう飽き飽きだ。庭師になろう」
カット回数、870回(ジャスト？誤差ありそうです)。ハートフルプリズンムービーです。
映画の密度としては少し物足りないけれど、ストーリーを見ると好きな映画でした。
【あらすじ】
囚人コリン・ブリッグズは、エッジフィールド更正刑務所に移送されてくる。そこは、周囲に壁もカメラもない、開放的な刑務所である。
同室となったファーガソン爺さんと接するうちに、当初は頑なだったコリンも徐々に丸くなる。
そして、爺さんからクリスマスプレゼントに渡されたスミレの種が花を咲かせたことにより、自暴自棄なコリンに変化がおきる。
そんな時、サッカーボールが降ってきたためスミレが潰されてしまい、コリンとファーガソンは乱闘を起こす。
しかし、ハッジ刑務所長は罰としてガーデニングをするようにコリン達に命じ、いつしか彼等のガーデニングの腕はメキメキと上達していく……。
数ある刑務所映画の中でも、抜群に優しい所長さんがでてきます。いちいち粋な計らいをしてくれるし、最高ですね。
過去に犯した罪により、周囲からの見方にはどうしてもバイアスがかかります。
それでも、庭作りをしていく中で育まれた絆や友情、そして愛情が、最終的に、そういった色眼鏡を打ち砕くという流れが、あったまりますねぇ。
ハンプトンコート・パレス・フラワーショウでは、実際にショウの開催中に会場の一角を使って庭園を作ったらしいです。評判は上々だったとか笑
かなーり細かくカットを割るんですが、時間が90分ぐらいで短いこともあり、瞬く間に話が進んでいきました。
テンポがいい分情報不足や展開が早すぎる感じがするので、そこがちょびっと物足りなく感じます。ガーデニングシーンをあと10分くらい見たかった。
ですが、ガーデニングを取っ掛かりにしたヒューマンドラマですので、これはこれで十分な気もします。
