困ったちゃん

ミヒャエルの困ったちゃんのレビュー・感想・評価

ミヒャエル(2011年製作の映画)
4.0
爽やかなグリーンに反して、どんよりした少年の後ろ姿に闇を感じるジャケット。ミヒャエル・ハネケ監督の作品に関わった監督だけあってかなりハネケ寄り。

ジャケットで感じた闇は冒頭で確信に。坦々とこなされる表と裏の日常、ミヒャエルの二面性、坂道を転がり落ちるような展開…もう釘付けでした。幕が閉じた途端、あれっ、ハネケの映画やったっけ?と頭が混乱。曲の内容からミヒャエルは少年を太陽に見立てていたのか、やたらとポップな“sunny”の曲が良かった。
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