まひろ

ムカデ人間2のまひろのレビュー・感想・評価

ムカデ人間2(2011年製作の映画)
3.0
今回のムカデ人間は4倍長くて、4倍汚くて、4倍雑
まあほんとに白黒でありがとうと言いたい映画。
「こんなムカデ人間はいやだ」が、てんこ盛り。
もしかしたらネタバレあるかもです。

とにかく人を繋ぎたくてしょうがない人が、がんばって人を繋いで喜んだりしてるのを眺める映画
シリーズとして今回もそこは踏襲されてる。
というか今回の主人公は前作のムカデ人間が好きすぎて憧れのあまり4倍のムカデ人間を作ろうとしてるくらいだから、主人公自体が前作を踏襲してるすごく面白い作り。
でも前作と大きく違うのは、主人公のマーティンは前作の博士と違って医学に関して全く知識が無いただの駐車場の警備員であること。
しかもマーティンは知的障害があるらしく、感情のコントロールができず、言葉を発するシーンすら無い。
そんなマーティンがムカデ人間に憧れてしまったもんだから大変。
感情のコントロールが出来ずカッとするといつの間にか人を殺してしまうから12人集めるのも大変。いざ作り始めると医療道具なんてものは無いから、お家にあった工具をそのまま持ってきて手順も見よう見まねでもう悲惨。麻酔なんてものはないからバールで頭を殴って眠らせるんだけど、時々それで殺しちゃって焦るマーティン、そこまでいくとちょっと笑っちゃった。。
でも前作のかわいさは4割減で、前作の博士は情熱を持ってムカデ人間を作っていたけど、マーティンは憧れてるだけだしあまりにも雑すぎて出来上がったムカデ人間もDIY精神満載すぎて、雑なんだよマーティン...って感じ
今作はなんか全体に無軌道すぎて面白いのかはよくわかんないけど、作りとして前回と同じで意外とちゃんとしてて(たぶん)、すごい評価に困るけどまあこんなとこまでいくんだっていうエクストリームさは観てよかったなって思う。
まさかあれだけ色がついてるとは。
なんでムカデ人間についてこんなにかいてるんだ...
まひろ

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