ウディ・アレン観る(其の三十二)
親しい付き合いの中年夫婦の一組
が突然に離婚(別居)宣言
もう片方の妻は激しく動揺するが
夫婦とは何ぞやをドキュメント
タッチで見せる。
カメラに向かう形で分析医に相談
する映像をいきなり入れて来たり
もしてます
アレン映画にしてはカメラ揺れたり
もするし、夫婦間もそうでない相手でも
熱くなる口論が多いので穏やかさも
シニカルなユーモアもなく楽しむ余地を
与えてくれないので少し疲れるかも
別居宣言する自称インテリな二人の描写
にアレンのインテリ志向が見えたり、
アレン映画最後の出演になるミア・
ファローは過去の男性遍歴持ち出して
まで男扱いに馴れてる女にしてみたりと
プライベートに寄ってるかも感強いです。
因みにアレン本人は一線は超えない常識
的な中年男に成ってますが
夫婦間トラブルをドキュメントなタッチ
で見せられても映画的にはあまり面白く
は無いなというのが正直なトコロです。