Haruki

アバウト・シュミットのHarukiのレビュー・感想・評価

アバウト・シュミット(2002年製作の映画)
4.2
定年退職した男が人生の新たな章へと進んでいく姿を、ユーモアとペーソスを交えて描いたヒューマンドラマ。

アレクサンダー・ペインによる脚本はやっぱりいい。
人の哀れで醜い部分も見せた上で、人生の可笑しさや豊かさを優しく描いていく。

ウォーレンの言うように、歴史の中で見たら自分の人生なんてちっぽけなもの。
ただそれでも人は誰かに影響を与えられるし、誰かの人生を変えられる。
ラストシーンはそれを悟った表情なのだろう。

ジャック・ニコルソンの演技は素晴らしいし、キャシー・ベイツの存在感もさすが。
Haruki

Haruki