【宝を求めて地下道へ】
リチャード・ドナー監督、クリス・コロンバス脚本、スティーブン・スピルバーグ主演による少年少女たちのアドベンチャー作品。
〈あらすじ〉
海賊伝説の残る港町に再開発計画が持ち上がり、立ち退きを迫られる家族が出てくる。そんな家のひとつに集まった「グーニーズ」と名乗るやんちゃな少年4人組。彼らは屋根裏で財宝の在り処を示す地図を見つける。そして仲間と廃墟となったレストランの地下道を探し当て、そこを降りていく…。
〈所感〉
この時期だし夏休みに子供に見せるべき映画堂々の1位でしょう。私も幼い時に見れば間違いなくもっと楽しめだろう。海賊の遺した金銀財宝、その在り処を示す地図、そしてそれを狙う悪党と少年心くすぐられる王道トレジャー要素満載。でも大人が見てもそれぞれの若かりし頃のひと夏の冒険を想起させられてまた違った意味で楽しめるだろう。普段は目立たないが勇敢で皆のリーダーとなったマイキー、一般社会の美の基準では劣っているチャンクとスロースの絆、幼い頃のキー・ホイ・クァン演じるアジア系少年データのビックリドッキリなメカニックっぷり、アンディとは対称的な大人びたサバサバ眼鏡女子のステフの魅力、と大人同様に子供社会にもある程度の差異があり、現代でよく言われる多様性社会の縮図を見るようで面白かった。
