リリヰ

みなさん、さようならのリリヰのレビュー・感想・評価

みなさん、さようなら(2012年製作の映画)
4.5
これ、好きです。

前半が本当に面白く、「(映画として)このまま崩れずうまいこといってくれ…!」って願いながら観てました。
結果期待した以上ではなかったけどまあ期待どおりと言うか、前半の面白さをダメにすることはなかったのでよし。

商店街と住居が一区画になった団地に住み、小学校卒業後、団地から出ることを辞め、団地の中だけで生活していくことを決めた少年。

友情、恋愛、仕事、、、一見すると普通の人間と変わらない生活を送っていく。狭い世界で。
そんな不思議な少年を見捨てない母親、友達、彼女、師匠。
理解があるといえばそれまでだし、過去のトラウマによる精神疾患が今ほど世に浸透していない頃であったからなのかもしれない。

テーマがテーマだけに、映像は明るくポップであるにも関わらず所々に妙な恐怖感というか、奇妙さというか、暗さが表れているのが印象的。

団地は賑わい、友達がたくさんいた幼い頃から、後半の廃れはじめた建物、商店街、減る友達に反比例して増えていく外国人居住者。
うまく時の流れを表している。
楽しく素敵であった空間はいつまでも続かない。
時の流れにともなって、昔はなかったものが増えていくもの。

所々で鳴る小学校のチャイムもタイトルを彷彿とさせて好きです。

ただまあテレビ密着みたいなのいらなかったな…状況説明とか物事を進めるのに楽なのはわかるけど。もう少しうまいやり方を。。

全体通して、まあ話もまとまっていて、終わりもスッキリ、前を向ける。
悟はこれから幸せになれるといいな。

田中圭さんの役どころにはびっくりしました(笑)
やっぱり優しい役の方が似合いますね。

波留ちゃんがエロすぎるので、家族のいないところでみてよかった(笑)