MASAYA

食人族のMASAYAのレビュー・感想・評価

食人族(1981年製作の映画)
3.5
『グリーン・インフェルノ』→『人喰族』→『食人族』と順番は逆になりましたが、やっと観ることができました。

グロさで言えば、想像の域は出なかったかなという印象。でもすべてのモンド映画の原点でもある本作、やはりテーマ性が他のどの作品よりも強い気がします。

未開のジャングルにドキュメンタリーを撮ろうと足を踏み入れた4人組が行方不明となり、ニューヨーク大学の教授が探しに行きます。そして現地で白骨死体に埋もれたフィルムを入手しますが、その中身とは……

とにかく人間の汚い面がありありと描かれています。原住民をレイプしたり、面白い画が撮れるからといって、家を放火したりなどなど。観ていて胸くそが悪くなりました。何と言うか原住民を人間として見なしていない感じが腹立たしいです。

それは食われて当然。勧善懲悪です。他の作品もそうですが、そもそも生半可な気持ちでジャングルに行こうとするのが間違い。後悔先に立たずというやつです。

でもジャケットにある、棒に刺し貫かれて死んだ女性が画面に写った時は今までいろんなとこで目にしてきたせいか、感動すら覚えました。なんかもはや1つのオブジェのようにすら見えてきます。

まあこんなテープをテレビで流せる訳ないですよね。当然のごとくお蔵入り。野蛮なのは都会人だったということです。

あとやっぱり亀を捌くシーンは辛かったです。