三谷幸喜色あふれるドタバタコメディ。「12人の怒れる男」のパロディです。元ネタは未鑑賞ですが、充分楽しめました。
三谷氏が手がけた舞台がベースだそうで、確かにいかにも舞台っぽい会話劇です。日本で陪審制度が始まるだいぶ前に、「もし制度があったら」という設定で作られてるので、ツッコミどころは満載ですが、そこはご愛嬌。出演者たちのやりとりが絶妙で、いたるところでクスクス笑わせてくれます。
最後のオチも、ちゃんと面白かったです。三谷作品にありがちな、最後のくどさがないところも好感です。
梶原善さんはこの頃から出てたんですね。