これはもう二度と観たくない
映画好きな身としては一度観るぶんにはOKだけど、この映画は絶対にもう観ない
現在公開中「散歩する侵略者」の黒沢清監督の過去作品
この映画の登場人物の誰かになったり、この世界に放り込まれたりするのはめちゃくちゃ精神的に疲れるだろうからすごくイヤだ
間違っても日曜日の夜とかに観てはいけない映画だ
作品全体が鬼のような冷気を帯びている
一つの家族の話にもかかわらず家や食卓に生きた音が無くとても静か
だからこそけたたましいほどに聞こえてくる耳障りな不協和音
ラスト2分くらいは唯一の光明が差し込んで、ある意味それまでのフリがものすごく効いてるから泣きそうになるけどやっぱりもう観ることはないな
この映画を観るだけで黒沢清の映画色が一発で理解できるような映画でした