ものすごくリアル。
うわ、この感覚わかる…って感じが至る所にあった。
そして冒頭で延々と続くこの状況って、これからの世界でも当たり前に起こりうることなんじゃないかな？と思うと観ながらゾワっときた。
明らかに亭主関白な夫。
自由になりたくてもなりきれない言いなりな妻。
長男は定職にも就かずちゃらんぽらんかと思いきや、実は将来を見据えている。
次男はどこか冷めていて、あることをしたいという気持ちがあるのに親からは「俺たちの子どもなんだぞ。才能があるはずがない」と言い切られてしまう。
プライドがとても高く、今まで自分がするはずがないと思っていたことでさえもしなければ生活できない状況。
だけど、家族にそれを言い出せず板挟みで、日々のストレスを家族に八つ当たりする父親っているよね。
最終的にこの作品では、家族の機能を失うのかなぁと思っていたけど、あることをきっかけに再生していく。
そのためにお互いがお互いを尊敬し合い、認め合うこと、受け入れることって大切なんだと感じた。
