『CURE』の黒沢清監督作品
ごく普通な一家の家庭崩壊から再生までの道のりを、家族の絆などをテーマに見つめ直す人間ドラマ
先日ポン・ジュノ監督がテレビでおすすめしていたので鑑賞
崩壊から再生、時代背景絡めた悲喜劇
実際にリーマンショックで派遣切りなどが社会問題化していた背景を理解して観た方が良いかもしれません
コメディなのか?サスペンスなのか?はたまたホラーなのか?
静かな物語ながらもシーン事にジャンルがガラッと変わるから先が読めなくて見入ってしまった
リアリティーには欠けるけど普遍的だしこういう家庭って実際にあると思います
淡々と家庭崩壊を描いていて、深刻なのにどこかコミカルだったりして笑えちゃう演出がツボだった
紆余曲折を経て一筋の光が見えた瞬間
ピアノの旋律が胸に沁みる沁みる…
キャスティングも良かったと思います
香川照之がとにかく上手すぎた
こんな空虚な父親役は彼にしか出来ないと思う
小さい土屋太鳳が出てきたのはびっくりでしたが笑
恥ずかしながらポン・ジュノ監督が紹介するまで題名すら知らなかったので本当に観て良かった
メッセージ性が強く、暗く重苦しいけどちゃんと光もある素晴らしい映画です
2020 自宅鑑賞 No.229 TSUTAYA