saya

ペイ・フォワード 可能の王国のsayaのレビュー・感想・評価

4.0
「世界を変える方法を考え、それを実践してみよう」
学校の授業でそんな課題を出された11歳のトレバーはある仕組みを考える。
それは、まず自分が困っている3人の人を助ける。
その3人もそれぞれ次の3人を、そしてその3人もまた…と親切が枝分かれして広がっていく、というもの。

最後は思わず涙が出てしまいましたが、
心があったまる素敵な話でした。

失敗しても自分で考えて実践する事は大事だし、それを周りの大人が否定しない事はもっと大事。

ただ単純に自分がしてもらって助かるとか嬉しい事を他人にもするっていうだけ。
すごくシンプルな事なのに、世の中この仕組みのように上手くはいかないなあ。

でも私自身もそういう気持ちって忘れてた気がします。
人が嫌がることはしないっていうのは勿論だけど、
逆に人に親切にしてされたら自分だって嬉しいもんな。

悪いことが同調圧力や相乗効果になって広がっていきがちな世の中だけど、
逆に良い事こそこの作品のように広がっていったらいいなと思いました。
それにはまず自分からって事ですよね…!

ハーレイくんがまだまだ可愛い盛り(^^)
ケビンスペイシーやヘレンハントも、それぞれ障害を抱えた教師、アル中の母親役として素晴らしい存在感でした。
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