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海と毒薬のtheocatsのレビュー・感想・評価

海と毒薬(1986年製作の映画)
3.2
余り緊張感のない間延びした展開にこちらの集中も途切れかかっていたが、捕虜米兵生体解剖シーンはまるでこちらも共犯にさせられているような奇妙な心境になり、固唾を飲んで見入ってしまった。
あれは正しく許されざる医療殺人。あれをやっちゃ人間お終いだが、しかし現代でも「動物実験」として医療生体殺戮が行われていることに思いを馳せると、人間の罪深さを改めて再認識せざるを得なくなった。
ずっと以前に知り合いの医大生が動物実験の授業で動物の足を金づちで骨折するよう強制させられたと泣きながら話していたのを思い出した。
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