lyeうさき

ウルトラヴァイオレットのlyeうさきのレビュー・感想・評価

ウルトラヴァイオレット(2006年製作の映画)
3.1
とにかくCGが見にくい 全体的にモヤがかかっている
未来的なアイテムやデザインについては「おぉ」と目を見張るものがあるのだが、ストーリーとアクションシーンは単純すぎて眠たくなる。屋上での銃撃戦では「アホかな」と思ってしまった。この後どうなるのかも安易に想像できるし、敵の弾丸がとにかく当たらない。しかしジョヴォヴィッチの弾はひたすらに当たる。ゲームかな。

ジョヴォヴィッチの行動は母性として片付けるにはあまりにも献身的だし、しかし母性としか描かれていないし……。『なぜ私は』って、こっちが訊きたいよ。

アイテムやデザインに関する発想には心をくすぐられるものがあるので、それらをより活かせる映像技術が、この時代にあればなぁと悔やまれる。
折りたたみ式の携帯電話が印刷されるシーンとか、めちゃくちゃ良かったのに。

私は小学生の頃、この映画が見たいと親に頼みましたが、残酷なシーンがあるのでは、と許されませんでした。断られては予告編を見返し、やはり見たいと再度泣きついて。それでも許可されなかったため、後日、小説版を購入したいとも頼みましたが、やはり残酷描写への懸念から買ってもらえず。その時も泣きました。
今の私から過去の自分へ。泣くほどのものじゃなかったよ。