楢山節考の作品情報・感想・評価

「楢山節考」に投稿された感想・評価

マイク

マイクの感想・評価

1.8
宣伝通りの映画なのに
宣伝がないと理解を見失いそうな映画。

説明っぽい映画かもしれません
こじ

こじの感想・評価

4.8
現代に生きる僕らにとっては

村のしきたりがとにかくシビアだが

滑稽に描いている箇所もあり

笑えるシーンが多かった!

その間に挟まれる

日本の元風景や

おそらく自然の厳しさ、

共生を表している

蛇が鼠を食べるショットや

生き物の交尾など

目が釘付けになるシーンの連続だった!

このレビューはネタバレを含みます

人間ってやっぱり、綺麗じゃないし、醜い。
ある時は村八分にして、村人総出で一家を根絶やしにしたり、ある時は子供を間引いたり、ある時は山に老人を捨てたり。
共同体の維持の名の下に行われる人間の活動の醜さを嫌という程見せつけられる。
映し出される自然の映像は、美しい一方で、畏れすら感じる。色々と考えさせられる映画だった…
ryusan

ryusanの感想・評価

3.6
貧しさの象徴のような風習、姥捨。
良く役作りで太ったり痩せたりは聞くけど、この作品では前歯の無い老婆の役作りのために主演の坂本は前歯を削って撮影したという。映画ってそこまでやるものなのか。映画に魂が宿るというのも分かる気がする。

タイムトラベル・映画情報のブログもやってますので宜しく。
http://blog.livedoor.jp/filmactors/
joker

jokerの感想・評価

3.5
ちょっと重たい印象だった。

村の風習が古臭く感じてしまったし、
少し現実離れしている気もする。

だからか、あまり感情移入できずに、
物語と距離が生まれてしまった。

もう一度見直したら、
また違う印象を受けるかもしれない。
Kohji

Kohjiの感想・評価

4.5
左とん平がもう画面から臭ってきそうなくらい汚い笑
2019.5.10

今村昌平初観賞。
カンヌのパルムドールを2度受賞しており、今作は受賞1作目となる。

70歳になると老人は子供におぶられて山に捨てられる雪山の貧村。
辰平(緒形拳)は実母おりん(坂本スミ子)、弟利助(左とん平)、息子けさ吉(倉崎青児)らと暮らしている。おりんは70歳を目前にして体が丈夫なのを気に病み、自分で石に歯をぶつけて歯を折る。辰平は妻を不慮の事故で亡くしていたが、玉やん(あき竹城)と再婚する。精神薄弱の利助はおりんの口利きで童貞を卒業し充足する。けさ吉は嫁の松やんの家が一家で盗みをしていることが発覚し、松やんは村人によって一家ごと殺されるが、すぐに次の女を見つける。おりんは一家がそれなりに安泰となったとみるや、山に捨てられる事を自ら願い出る。

面白いカメラワークは全くないが常に構図が完璧。オールロケで三年にわたるという尋常ならざる舞台調整をしたからだろう。恐ろしい仕上がり。

自然への眼差しが印象的。ネズミ、蛇、蛙、鳥、ウサギ。ところどころカットが挿入されている。映画はこうでなくてはならない。人と人の関係にだけ拘っていては生活を描くことにはならない。確実にこの描写がカンヌ受賞に効いている。

兄辰平と玉やんの性交を覗き興奮して犬とヤる利助。
おりん役の坂本スミ子は本当に前歯を4本折るという狂気。これぞ役者。日常芝居も極めてうまい。当時40代だったというがさも老婆。

ラスト、辰平がおりんをおぶって山に向かうシーン。BGMを急に止める。そして着く人骨の山。素晴らしい演出。

"土俗派"と揶揄されるのもわかるほど土の香りのする映画。これほどの舞台をつくりあげる気概に敬服。
りょー

りょーの感想・評価

4.5
姨捨山の話。山奥の貧しい閉鎖的な農村は合理性と土着の風俗が混じり合った、今の人たちからすると歪で気持ち悪い世界だったと思う。母を棄てるシーンはおぞましさと悲しさで涙した。山には神様がいると言われているが、まさしくその通りだと思うほど山の描写が美しかった。それと対比してか、人間関係の描写が醜いし笑える。今村昌平は逆に男と女の関係が醜いものと思って欲しくないのかもしれない。自分の持つ常識や善悪、性に対して色々と考えさせられる衝撃的な映画だった。
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