ねぎおSTOPWAR

子猫をお願いのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

子猫をお願い(2001年製作の映画)
3.6
仁川(インチョン)の高校の同級生女子たちの社会人青春モラトリアムSTORY・・をようやく観た。


後に「蝶の眠り」という中山美穂主演映画を撮ることになるチョン・ジェウン監督の衝撃的デビュー作がこれ。
今でこそ女性監督が続々デビューする韓国ですが、2001年の当時はまだそこまでじゃなかったですからね。そんな中今作でペ・ドゥナも監督も国内、ドイツ、オランダ・・様々な映画祭で賞をもらいまくりました。


民主化から12年。韓国の20代女性の生活が生々しく軽快に描かれていますよね。
背景には・・せっかく頑張って就職しても男女の壁や学歴の壁。あるいは抜け出せない貧困・・やりたいことが見いだせない中、希望をしっかり見据えて旅立つ女子二人。
嫉妬やいろんな感情が入り混じって、でも優しさと連帯が先々の希望を照らすようで「ガンバレ!」って言いたくなる映画。


ところでペ・ドゥナはともかく、この〇〇な証券会社のお姉ちゃんはどっかで見たなあ・・・と思っていたら、あれだ、「私の期限は49日」ってドラマだ。うんうんそうね、映画ではなくテレビで活躍している様子。



<630>