MASAYA

アルマーニのMASAYAのレビュー・感想・評価

アルマーニ(2000年製作の映画)
4.2
【I dislike imitations. I do not want to watch the would-be truth.】

「私はニセモノが嫌いだ。見せかけの真実は見たくない」


ジャケットのこの言葉でもう惚れました。彼の格言ですね。

私事ですが、数あるブランドの中でアルマーニが一番好きです。気合いを入れたい日は身に付けるものがほとんどアルマーニになります。自分はそんな信者な訳ですが、鑑賞後云うまでもなく、アルマーニ愛が一層深まりました。

本作は20年以上も業界の頂点に君臨する世界を飛び回るジョルジオ・アルマーニの1年間に密着したドキュメンタリー映画。

まず彼の仕事に対する細々としたこだわり、プライド、カリスマ性、見習いたい点ばかりであった。しかも彼の長年の成功のカギについても触れられていて、もはやドキュメンタリーを超えた人生ドラマにすら感じた。

映画の中で仕事場を「アルマーニ帝国」と表現していた仕事仲間がいて、独裁政権のように悪く聞こえるかもしれないが、その言葉こそジョルジオ・アルマーニのカリスマ性を物語っているように思える。厳しいことを求めながらも、周りから信頼される存在になるのは簡単なことではないのに、アルマーニはまず自分が先陣を切るような人物であるから、そうなれたのであろう。

個人的にはコレクション前にピリピリして怒鳴り散らしていた姿が忘れられない。

他のデザイナーのドキュメンタリー映画と違い、一歩踏み込んでプライベートの様子も詳しく描かれているのも魅力的。いつまでたっても中身は若いって大事だなと感じさせられた。

将来仕事には妥協を許さないアルマーニのような完璧主義者になりたいですね。

ちなみに映画界と密接な関係を持つアルマーニですが、コスチュームデザインも請け負っており、アンタッチャブル』といった、ハリウッドの大型映画から、『ダークナイト』のようなアクション映画まで衣装を提供しています。デザイナーでなければ映画監督になりたかったと言うくらいだから相当映画が好きみたいです。


レビューついでに久々にアイコン変えてしまいました。アルマーニ本人です。