このレビューはネタバレを含みます
ひたすら世の中に対して絶望、というか嫌悪感やあきらめを抱くドライバーの話。
どことなくライ麦畑でつかまえてのホールデンの影がチラつく。
本当に運転席から街並みを見るカットばかりで平坦な描写の中に、トラビスの何を考えているのか分からない薄気味悪さがもやもやした。(褒めてる)
最終的に何もかもトラビスの妄想だったとの解釈で良いのだろうか。
嫌がる娼婦だとか、ビンを車に投げつけるシーンが戦争のトラウマを表現していた。
銃の練習するトラビスがまじで怖すぎてびっくりした。
同じ音楽を何度もかけながら、窓の外のネオン街を映していて映像がめちゃくちゃ個人的にすき。