ヘンダーソン

タクシードライバーのヘンダーソンのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
2.5
思ったより随分と観念的な作品だ。
トラビスが苛まれている理由が上手く描けていない。不眠症?自分の置かれているアンダードッグな環境?ハーレム街の人間たち?
音楽にあまりセンスを感じなかった。ムーディーなサックスの繰り返し。この音楽が映画の雰囲気を形成していることには違いないが。

最後のシーンでスクリーンの色味が変化するのは主人公の意識が尋常ではなくなっていることを表しているのだろう。