志麻凛

タクシードライバーの志麻凛のレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.7
Amazon Primeでの配信がもう少しで終了するので視聴しました。率直に、この作品は前々から多方面の影響を受けて見たいと思っていたのですが、中々手が回らなかったという事も要因です

今年、オッドタクシーというアニメを視聴したのですが、同じ“タクシードライバー”でも表現が違えば、ここまでイメージが変わってくるのか…と作品の設定があたえる印象というのものが視聴者へ第一に関わっているのか〜と改めて思いました。ゾンビやサメ映画、復讐劇、西部劇などの表現における広がりを痛感しました

この作品の話に入ります。全編を通して、このセリフ良かったなぁと思うのが

“真の力 他の者はそれを元通りにできない”

この時、トラヴィスは訛った身体を改善させるために、腹筋と腕立てを50回ずつ追い込んで行ったり、懸垂をゆっくり丁寧にやっていたりと、セリフにあるように“真の力”を取り戻すべく真摯に挑んでいます。他者の関与を受けずに、己の力で真の力を掴み取り、それ以上の力を発揮するらという心得が垣間見えました。“無い袖は振れない” 今の自分には無い物を手にするトラヴィスの姿に、自分自身も影響を受けました

今作にワルサーとP38という言葉が出てきて咄嗟にルパン三世を思い浮かべました。しかし、ルパン三世の方だとアニメ内の銃描写ですが映像化されると、その銃の繊細さが画面越しに伝わってきます。艶感とか経口の形とか。やっぱりワルサーがカッコイイ事を再確認しました
志麻凛

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